分科会 Subcommittee

ビジネスと知的資産・知財法研究分科会

第11回ビジネスと知的資産・知財法研究分科会(2014年5月19日開催)のお知らせ

 今回は、「イノベーションの方法論-知的財産の信託を利用したイノベーションモデル-」と題し、弁理士の境正寿氏に語っていただきます。
 イノベーションとは、「新しいものを生産する、あるいは既存のものを新しい方法で生産することであり、生産とはものや力を結合すること」、「科学的発見や技術的発明を洞察力と融合し発展させ、新たな社会的価値や経済的価値を生み出す革新」とされています。
(文部科学省 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/hpaa200601/column/007.htm
 「イノベーションを起こすこと」は、企業の大きな関心事であります。当分科会では、イノベーションをテーマに、様々な角度で、その方法論を考察できればと思います。なお、知財信託につき、予備知識として土生哲也氏の論文「知的財産信託の概要と将来展望」(特技懇No240)http://www.tokugikon.jp/gikonshi/240tokusyu7.pdfをお勧めします。

 皆様のご参加お待ちしております。申し込み方法は、下記をご参照下さい。

【日 時】 2014年5月19日(月) 18時30分~21時
【場 所】 アゴラ東日本橋
     (東京都中央区東日本橋3-4-10 アクロポリス21ビル 4F)
      http://www.agora-h.jp/
【テーマ】
イノベーションの方法論 -知的財産の信託を利用したイノベーションモデル-
【講演者】
境 正寿 氏 (弁理士)
【参加費】 500円(知財学会員)、1,000円(非会員)
【参加申込】下記URLのフォームに必要事項を入れて申し込みお願いします。
 http://ip-solution.jp/gakkai.html
「イベント名」欄に下記事項をコピーし、該当部分にチェックお願いします。
(該当する部分の□を■に置き換えてください。

1) 第11回ビジネスと知的資産分科会5月19日に参加します。
2) 知財学会の会員か否か  □知財学会会員  □非会員
3) 懇親会  □参加  □不参加 (懇親会は別費用です)
【内 容】
 イノベーションを起こすには、まずリソースに多様性が求められ、次に各リソースの有機的な結合が求められる。ここで、社内のリソースを結合して価値を創造するクローズド・イノベーションでは、多様性に限界がある。また、社内外のリソースを結合して価値を創造するオープン・イノベーションでは、リソースの多様性は担保できるものの、各リソースを如何にして結合するかについて課題が残る。
 また、イノベーションが目指すものは端的には「新事業の創出」であるところ、競争力のある新事業を実現するには、特許権を始めとする知的財産権の他に、当該知的財産権を新製品/新サービスに生かすためのノウハウが、リソースとして必要となる。ただし、オープン・イノベーションを指向する場合、希少性に財産的価値があるノウハウを如何に取扱うかについて課題が残る。
 他方、財産の管理を他人に委ねる制度として「信託」がある。信託は、信託財産を受益権に転換する転換機能や、委託者および受託者の双方の倒産リスクから信託財産を隔離する倒産隔離機能を有し、長期にわたって財産を管理できる点に特徴がある。また、信託の主たる担い手である金融機関は、本来的に、様々な産業との接点・ネットワークを有し、さらには新事業に対する目利き力を有する。したがって、知的財産を活用したオープン・イノベーションを実現する上で、信託は有益なツールとなる可能性がある。
 今回は、オープン・イノベーションの方法論にフォーカスし、多様な知的財産を有する事業者を、信託を介して結合することで新事業の創出を促すイノベーションモデルを提案する。