分科会 Subcommittee

知財教育分科会

<オンライン開催>
第52回知財教育研究会(2020年8月23日開催)のお知らせ

 コロナウイルスの感染拡大は、いまだ収束する気配はなく、私たちは「新しい生活様式」の工夫が求められています。これは、知財教育とも様々な面でかかわりがありそうです。第52回知財教育研究会は、「コロナ新時代を見据えた知財教育」を共通テーマに、かかわりを模索する機会となればと考えます。
 知財教育分科会では、これまでも第50・51回知財教育研究会でZOOMを活用したオンライン開催を実施してきましたが、今秋の第18回年次学術研究発表会もオンライン開催として実施することとなりました。操作等に不安のある方は、この機会に、使用テストをしていただくことも可能です。多くの皆様にご参加いただき、活発な議論の場となることを願っています。

【日時】 2020年8月23日(日)13時-17時(予定)
【場所】 オンライン開催 (実施拠点:鈴鹿市立平田野中学校)
オンライン開催にあたり、参加申込された方に、事前にオンラインアプリ(ZOOM)のURLとパスワードをお知らせし、参加していただくことになります。
※事前に参加申込がないと参加できませんので、ご留意ください。
【共通テーマ】 コロナ新時代を見据えた知財教育
【内容】
第1部 知財教育に関する研究・実践報告(一般)

「『知財創造教育』を小学校現場に普及・浸透させるために」 
 栁瀬啓史
(高知市立介良小学校)
内閣府が推進し、全国8地域コンソーシアムが検討を重ねている「知財創造教育」。発表者は前々回(第50回大会)、実証授業に基づき「可能性を持つ存在価値としての自己」という視点を提案し、そのための検討課題を提示した。また前回(第51回大会)では、その課題に添いながら、「育成させたい能力(コンピテンシー)」について検討を試みた。今回は5年生で実施した検証授業をもとに、同一学年内での「教科横断」を念頭においたカリキュラムマネジメントについて考察を試みる。

「技術者の知的財産権に対する理解の向上を図る教材の開発と各教育媒体での教育達成の効果に関する研究」
 川崎裕太、千石靖
(金沢工業大学)
近年、内閣による知財立国宣言から、資源の少ない日本においては知的財権を取得することの重要性が認識されるようになった。この流れを受けて「知的財産推進計画2019」など初等・中等・高等教育機関や大学での知財人材育成の取り組みがなされ、ベンチャーや中小企業への資金的援助など知的財産戦略に関する政策が推進されているが、技術者個人を対象にした取り組みは確認できていない。そのため、技術者に焦点を当てた教材を制作することは意義深いことであると考え、技術者向けに「特許権・商標権・意匠権・著作権」の4つの権利を学習できるよう、「書籍・ゲーム・動画」の教材を制作する。また、各権利に適した教育媒体に関する研究は過去に前例がないため、各教育媒体での効果を明らかにし、効率の良い知的財産権学習手法を提案することを研究目的とする。現在は3媒体の教材の制作に取り組んでおり、制作が完了しだい実験・検証をする予定である。

「公知の出題書類に関わる未成年者の保護」
  谷口牧子
(旭川工業高等専門学校)
関係者のご尽力により、出願者が未成年者である場合の出願書類の公開方法が工夫され、公開時に未成年者特有のプライバシーが保護されるようになってきた。しかし、依然として、組織的な配慮がなされる前に出願された出願当時未成年であった人々のプライバシーは、そのまま手つかずの状態にある。既に公知となっている未成年者の出願書類を、そのまま放置することは、プライバシー保護の観点から問題が多い。問題点をいくつか指摘し、早急に措置を講ずる必要がある部分を検討を加える。

「小説作品で特許法の基礎知識を網羅する試みについて」
 稲穂健市
(東北大学)
発表者は、2020年8月7日、『ロボジョ! 杉本麻衣のパテント・ウォーズ』(楽工社)という単行本を上梓した。大学生を中心とした発明の帰属をめぐる謎解きを中心としたミステリー小説である。発表者は、この小説作品の中において、特許法の基礎知識をひととおり網羅するという、前例のない試みを行った。この事例を通じて、どのような手法で特許出願、権利化、権利活用、侵害対応といった一連の流れをひとつの作品の中に取り込むことに成功したのか、作品の構成及び登場する架空の技術の関わり方を中心に解説する。また、この試みが社会にどのように受け入れられたのか、いくつかの主要な読書サイトにおける投稿を分析することで解明し、新たな知財啓発手法の在り方について論じる。

第2部 フリーディスカッション「コロナ新時代を見据えた知財教育」(共通テーマ)
現下において、地球規模で広がるコロナ禍は、新しい生活様式の工夫が求められている。コロナ新時代を見据えた知的財産教育学は、社会に貢献できるものとなりうる。そのためには、広く教育学の研究者らにも普及推進が必要である。日本知財学会知財教育分科会における知財教育研究から拡張し、日本教育学会においても、テーマ型研究発表の機会に恵まれ、これまで複数回にわたり教育実践研究を進めてきたこれは、知財の専門家の立場と教育の専門家の立場で議論を進め、知財教育学を構想することを目的としている。
今年度はコロナ禍により集会開催は見送られたがそれに代わって紙上討論会を企画した。産・官・学・民の立場から、様々なアプローチで話題提供を得て、フロアから質問意見を自由に出し合い、情報共有するとともに、認識合意を進めることを企図したものである。集会開催が叶わずとも、ラウンドテーブルの特性を鑑み、話題提供者から提供された話題の要旨を公開するだけにとどまらず、あらかじめ討論者、討論総括者らと事前に紙上討論を作成し、別途公開することにした。
さらには,これを知財教育研究会にフィードバックして、より深い議論をすすめるため、フリーディスカッションを実施する。
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2020年7月24日(金)までに、
一般参加をご希望の方は、2020年8月21日(金)までに、
下記のURLから入力フォームに記入して送信してください。なお、受付通知がメールアドレスに自動送信されます。しばらくたっても到着しない場合は、ご自身のメールアドレスが誤入力の場合が考えられますので、その際は再度お申し込みください。
 ⇒ (入力フォーム) https://forms.gle/GSAhVjuSyxhqLG9X6
 <第52回知財教育研究会申込内容>
  1.名前
  2.所属
  3.役職
  4.電話番号
  5.メールアドレス
  6.発表演題(発表申込の場合)
  7.要旨(発表申込の場合、200~400字程度)
  8.その他連絡事項等
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。配布物は事前に分科会事務局までPDFファイルでお送りください。参加者に配布します。パワーポイントのデータファイルは、発表者のパソコンから直接作動させていただくことになります。
【その他】

① 発表者・参加者は、各自、インターネットに接続できる情報機器をご用意ください。

 ご希望に応じて、事前にテスト実施の機会を設定することも可能です。

② 著作権等に関わる運用規定は別途定めます。

③ 発表・参加申込にかかわる個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。

【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。