分科会 Subcommittee

知財教育分科会

<オンライン開催>
第54回知財教育研究会(2021年3月14日開催)のお知らせ

  知財教育分科会では、例年2-3月に開催する知財教育研究会では、この1年間の活動報告と、これからの1年間の活動計画を行なって来ました。1年前の記念すべき第50回知財教育研究会は、新型コロナウイルスの感染が拡大し、折しも進めていた遠隔発表・遠隔参加にむけたオンライン開催の準備が功を奏して、延期や中止をすることなく開催に漕ぎ着けることが出来ました。その後、コロナ禍の収束に期待して、オンサイト開催や、オンライン開催との併用も検討を続けてきましたが、しかし、現下の状況においては第54回知財教育研究会も、オンライン開催での開催とせざるを得ません。
 しかしながら、オンライン開催は移動にための費用や時間が不要であることは言うまでも無く、全国に広がる知財教育の研究者・実践者は容易に参加できるようになったことは特筆出来ます。さらに、明るい話題としては、知財教育分科会10周年記念論文集『知財教育研究』が、苦節を乗り越えて、このたび出版が実現したことが挙げられます。今回はそのお披露目をする機会となりました。是非皆様のご参加をお願いします。

【日時】 2021年3月14日(日)13時-17時(予定)
【場所】 オンライン開催 (実施拠点:帝京大学)
参加申込をされた方に、オンラインアプリ(ZOOM)のURLとパスワードをお知らせします。事前に参加申込がないと参加できませんので、ご留意ください。
【共通テーマ】 『知財教育研究』/一般
【内容】
第1部 2020年度の活動報告と2021年度の活動計画
第2部 知財教育に関する研究・実践報告

「社会人基礎力育成法にみる知財教育の可能性と課題
 ~産学連携コンテストの事例を通して~ 」
 頭師暢秀(近畿大学)
本稿は,文系大学における教育実践例から知財教育の可能性と課題を検討した.その結果,コンテスト形式による産学連携活動が,社会人基礎力の育成とともに創造力の涵養に有用な教育手法であることが示唆された.また,一連の活動から知財教育上の課題を指摘し,知財基盤人材育成のために取り組むべき研究上の視点を提示した.

「中国における知財人材育成のあり方について」
 陳愛華(重慶大学)
本稿では中国における知財人材育成の全般的な状況を把握するうえで,中国大学における知財教育の変遷,現状及び問題点を説明し,また現地調査に基づき,中国企業における知財人材育成の問題点を整理した.政策の下で,大学における知財教育は広い範囲で行うようになり,体系的な教育システムになっているにもかかわらず,その結果,法学や理論に偏り,企業向け実践的な知財人材育成の需要にキャップがあることがわかった.一方,企業における知財人材育成は,企業トップの意識とのつながりが強く,従って企業によって知財人材に理解の違いがあるため,複合的な人材育成という目標の達成に困難がある.そこで,本稿で企業向け知財人材育成モデルを提起し,中国における知財人材育成の方向性を示した.

「e-Learningコンテンツ開発における著作権処理の実践と課題」
 吉田明恵(愛媛大学)
我が国の著作権法は,一定条件の下,教育機関における著作物の複製等を例外的に認めることを規定している.しかしながら,教育現場においては,当該規定の存在を知らない,又は当該規定の要件を正しく理解していない教員が多数存在している.このような背景の下,近年のパソコンやインターネットの普及により,その利便性から大学はe-Learningの活用を推進しており,日々,e-Learningコンテンツが大量に開発されている状況である.e-Learningコンテンツの開発において,他人の著作権を侵害することは,文化の発展を阻害することに加え,著作権者に対して経済的な損失を与えることにもなりかねない.そこで,本稿では,愛媛大学で行ったe-Learningコンテンツの開発における著作権処理の具体的な方法と課題について報告する.

「大学ブランド商品開発の取組みから考える知財教育の意義」
 八神寿徳・久松眞(三重大学)
近年,産学連携活動を通じて創出された「大学ブランド商品」が多数輩出されている.三重大学では,そのような大学ブランド商品を大学として認定する制度を設置し,運用している.また,同大学では2012年度から3年間,学部学生向けの共通教育授業として「三重大ブランドづくり実践」を実施した.同授業は,授業担当教員主導のもと,大学の知財部門担当教員,大学生協職員,地域企業の開発担当者が関与する形で進められた.授業が終了した2015年度以降は,有志の学生が集まる「三重大ブランドづくり学生委員会」が大学生協内に立上げられ,活動を授業から実践的な場に移し,企業と連携し商品開発に関わっている.本稿では,そのような事例を通して知財教育の意義について考察する.

「全学必修知財教育からの理工系学生対象の知財教育への展開」
 李鎔璟(山口大学 大学研究推進機構知的財産センター)
 稲岡美恵子(鳥取大学研究推進機構研究戦略室/元東洋大学産官学連携推進センター)
 陳内秀樹・木村友久(山口大学 大学研究推進機構知的財産センター)
山口大学では,全学必修の知財科目に接続する主に理工系学生向けの知財展開科目「ものづくりと知的財産」を開講している.本科目は,産業財産権,とりわけ特許に関する知識・スキルの深化と課題解決・知財創造に関するものであり,ものづくりと知的財産との関係性を理解し,知的財産の観点からものづくりを疑似体験することで,実社会で役に立つスキル・知識(知財創造,簡易明細書作成など)を習得する内容となっている.受講者の小レポート(気づき・感想等)から,受講者自身の認識から本科目で設定している目標に対して一定の到達がなされていることが伺えた.知財教育に関する教育関係共同利用拠点の活動の一環として,東洋大学理工学部において本科目の教材をベースとした知財科目の実践展開と定着化を図った.

「インターネット上における知財学習資料の分類指標」
 大塚裕一(独立行政法人工業所有権情報・研修館)
昨今,知財学習に関する資料が,インターネット上において様々な機関から多数提供されている.ニューノーマル時代において,これらの資料はさらに増加し重要度も高まると思われる.多数の資料の中から,利用者が自分の求める資料にたどり着くためには,適切な分類指標を活用することが有効だと思われる.知財学習資料にはどのような分類指標が適切であるか,またその分類指標を用いてどのような提供方法が考えられるのか,議論できれば幸いである.
【発表資料】
今回、知財教育分科会10周年記念論文集『知財教育研究』を使用します。ご参加いただく際に、事前に入手していただくようお願いします。購入申込から最長3日程度で到着しますが、余裕をもってご手配ください。詳細は下記のリンクをご覧ください。
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/event/IP_edu_book_2020.html
なお、参加申込者には、一部資料を別途配布することがあります。
【発表者・参加者募集】
※今回、一般発表は募集しないことなりました。
論文集の執筆者の皆様には、別途メールでご案内しておりますので、それに従ってお申し込みください。

一般参加をご希望の方は、2021年3月12日(金)までに、下記のURLから入力フォームに記入して送信してください。なお、受付通知がメールアドレスに自動送信されます。しばらくたっても到着しない場合は、ご自身のメールアドレスが誤入力の場合が考えられますので、その際は再度お申し込みください。
 ⇒ (入力フォーム)https://forms.gle/vpdYQ57YgQH2BWMH9
 <第54回知財教育研究会申込内容>
  1.名前
  2.所属
  3.役職
  4.電話番号
  5.メールアドレス
  6.その他連絡事項等
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。配布物は事前に分科会事務局までPDFファイルでお送りください。参加者に配布します。パワーポイントのデータファイルは、発表者のパソコンから直接作動させていただくことになります。
【その他】

① 発表者・参加者は、各自、インターネットに接続できる情報機器をご用意ください。

 ご希望に応じて、事前にテスト実施の機会を設定することも可能です。

② 著作権等に関わる運用規定は別途定めます。

③ 発表・参加申込にかかわる個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。

【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。