知財関連のお知らせ
輸出管理DAY for ACADEMIA2023(2023年9月22日開催)
大学・研究機関等における輸出管理は、2010年の輸出者等遵守基準を定める省令の施行がなされた後も、各機関がそれぞれの環境に照らして検討し、場合によっては手探りで実施されている状態であることは否めません。未だに、輸出管理に関する法令に馴染めないという声も聞きます。そこで、大学・研究機関等に所属する実務者が中心となって、関係する政府機関、産業界の輸出管理関係者にも呼び掛けを行い、大学輸出管理に関する実務知識の普及を図り多く意見を吸い上げ、さらには輸出管理業務に対する大学関係者の意識の向上をはかることを目的に、これまで9回の「輸出管理
DAY for ACADEMIA」の年次大会(以下、「EFA大会」といいます。)を実施してまいりました。
EFA大会は、大学等で輸出管理に関わる人たちを中心としたコミュニティ形成に大いに資するとともに、大学での輸出管理業務の問題の共有化、輸出管理に関する意識啓発、輸出管理業務の質の向上に意義あるイベントであり、今後も継続して取り組むことの必要性も、参加された皆様を中心にご理解いただいているところです。
今回、EFA大会を2023年9月22日(金)に東京理科大学葛飾キャンパスにおいて開催する予定です。
ご案内の通り、国際社会情勢の急激な変化を受け、大学の社会的役割の変容とともに大学が輸出管理に取り組む意義も変わり続けており、大学の規模や実情等に応じて、より高度な安全保障輸出管理の実施が求められています。さらには、2022年5月に役務通達が改正され、特定類型に該当する留学生や大学教員等が輸出管理の対象となることが新たに定められました。そこで昨年開催のEFA2022では、「新たな局面を迎える大学輸出管理」をテーマに“ 国際共同研究”と”技術のみなし輸出に係る法令の改正“を取り上げて開催したところです。また、日本の大学の輸出管理実務担当者も知るべき制度との認識から、チュートリアルセッションとして米国の輸出管理制度に関する講演も実施いたしました。
本年9月に開催するEFA2023におきましても、大学における技術のみなし輸出に係る法令の改正への対処や、留学生の受入に係る輸出管理の在り方、チュートリアルセッションとして研究インテグリティなど、近年の課題に対応した内容のプログラムを計画しているところです。本大会の開催を通じて、大学・研究機関等における輸出管理体制がより適切に実施されることを目指します。
日 時 | 2023年9月22日(金)10:30-17:20 |
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会 場 | 東京理科大学 葛飾キャンパス 図書館大ホール https://www.tus.ac.jp/access/katsushika_campus/ |
主 催 | 輸出管理デー・フォー・アカデミア実行委員会 |
共 催 | 東京理科大学 |
プログラム | ●チュートリアルセッション「研究インテグリティ・セキュリティ」 ●主催者挨拶 ・共催団体挨拶・来賓挨拶 ●パネル討論①「留学生・研究者の入口管理について(キャッチオール規制の観点から)」 ●パネル討論②「『みなし輸出』管理の明確化を運用してみての課題」 ●閉会宣言 ●情報交換会 |
参加費 | 無料 |
詳細 | プログラム詳細、参加方法はこちらをご覧ください。 |