シンポジウム
■日本知財学会2022年度春季シンポジウム
知財とガバナンス ‐経済安全保障に焦点を当てて‐
開催主旨
第208回通常国会で5月11日に可決成立した経済安全保障推進法案(経済施策を一体的に講ずることによる安全保障の確保の推進に関する法律案)は、「サプライチェーン(供給網)」、「基幹インフラ」、「技術基盤(官民技術協力)」、「特許非公開」の4分野が柱となっています。現在の地政学的環境変化から見ても、今後経済安全保障制度は知的財産管理にも大きな影響を及ぼすことは間違いないでしょう。
特に今回の法案のなかでは特許非公開制度は、民間の知的財産管理に直接大きな影響が想定されえる制度として注目されています。
多くの国ですでに設けられている制度とは言え、仮にわが国でデュアルユース技術に適用された場合は、様々な実務的な問題が生じ得ます。
本シンポジウムでは、広く経済安全保障に関する制度が知的財産管理にどのような影響を及ぼすのかについて、基調講演とパネル討論を実施します。特に特許非公開制度が特許実務に及ぼす影響を詳細に議論し、今後の制度運用に関する課題を示すことを目的とします。
日 時 | 2022年7月4日(月)13:30~17:00(予定) |
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形 式 | オンライン(Zoomウェビナー) |
参加費 | 無料(事前申込制) |
プログラム(予定) | |
13:30~13:40 | 【オープニング】 渡部 俊也 氏(東京大学 教授/本学会会長) |
13:40~14:20 | 【基調講演】 「経済安全保障と新しい資本主義の形」 大橋 弘 氏 (東京大学大学院 経済学研究科 教授) |
14:20~14:30 | 休憩 |
14:30~15:43 | 【パネル討論Ⅰ】ポジショントーク 「特許出願の非公開制度の概要」 小新井 友厚 氏(内閣官房 国家安全保障局 参事官) 「経済安全保障の動きに合わせた企業内の取組と知財活動」 長澤 健一 氏(キヤノン株式会社 専務執行役員 /知的財産法務本部長/経済安全保障統括室長) 「特許非公開制度を見据えた機微技術 知財実務の展望」 森 達也 氏(三菱重工業株式会社 知的財産部長) 「特許非公開制度が及ぼす影響を考える」 杉村 純子氏(日本弁理士会 会長 /プロメテ国際特許事務所 代表弁理士) 「米国の秘密特許制度の実証分析からの知見」 吉岡(小林)徹 氏(一橋大学イノベーション研究センター 講師) |
15:43~16:50 | 【パネル討論Ⅱ】ディスカッション パネル討論Ⅰパネリスト全員 モデレータ 渡部 俊也 氏(再掲) |
16:50~17:00 | 【クロージング】 渡部 俊也 氏(日本知財学会会長) |
【参加申込】(参加お申込期限:6月30日)
・事前参加申込制です。定員に達した場合には締め切ります。
自動返信で受付完了メールをお送りします。
・参加申込フォームからの申込が難しい場合は事務局にご連絡ください。
【参加方法】
・7月1日にメールでウェビナーのURLをお送りします。
日本知財学会事務局 からのメールが受け取れるよう、
メールソフト等の設定をお願いします。
・シンポジウムの10分前より接続を開始する予定です。