第22回年次学術研究発表会
●学生優秀発表賞 受賞者報告
知的財産の研究を行う人材の育成を目的とし、優れた研究発表を行った学生を表彰しております。
実行委員会に任命された審査員が審査を行い受賞者を決定いたしました。
氏 名 | 所 属 | 発表テーマ |
小林 令奈 | Duke University/ 政策研究大学院大学 |
米国大学における企業との共同出願特許の分析 |
槫谷 樹 | 大阪工業大学 知的財産研究科 |
知的財産分野における初学者教育への新提案 |
第22回年次学術研究発表会「サステナブルな社会と知的財産:
持続的な社会を実現するための知財創出・保護・利活用」
デジタル化やDX化の進展など社会・経済を取り巻く状況が大きく変化する中、賃上げ、設備投資、株価などが好水準を記録し、30年間続いてきた「コストカット型経済」から「新たな成長型経済」に変革していくチャンスであるという認識のもと、知的財産推進計画2024では知財エコシステムの再構築が掲げられた。
本計画の中では、知財・無形資産への投資による価値創造のため、企業のSX(サステナビリティトランスフォーメーション)推進が謳われている。また、成長型経済へのシフトは現代的な位置付けにおいては、環境保護や社会貢献等のSDGs、ESGへの配慮をなくして真に達成することはできないことは歴史の示すところである。特にCO2排出削減、フードロス、温暖化対策、生物多様性の維持(ネイチャーポジティヴ等)、環境保全、省エネルギーなどの環境面は、技術革新や知的財産の知見が課題解決に欠かせない。
本学術研究発表会では、「サステナブルな社会と知的財産:持続的な社会を実現するための知財創出・保護・利活用」と題し、持続的な社会を実現するための、学術、産業、行政が一体となって知財をどのように創出、保護、利活用していけばよいのか検討したい。
本年度は、2019年以来5年ぶりに、シンポジウムと一部のセッションを、国際ファッション専門職大学を会場にして対面開催する。ファッション業界にとっても、SX推進は喫緊の課題であり、本テーマを議論する場として相応しい機会に恵まれており、多くの関係者が議論に参加してくれることを期待したい。
日 程 | 2024年12月7日(土) 対面開催日 ※懇親会を開催 2024年12月8日(日) オンライン開催日 |
---|---|
開催場所 | 2024年12月7日(土) 国際ファッション専門職大学(東京) https://www.piif.ac.jp/about/access/ (懇親会:SPANISH DINING Rico) |
2024年12月8日(日) オンライン(Zoom) |
|
特別協賛 | 日本弁理士会 |
後 援 | 国際ファッション専門職大学 国立大学法人電気通信大学 一般社団法人日本知的財産協会 |
企 画 | 大会実行委員会 |
【弁理士の方へ】
特別協賛団体の会員は、学術研究発表会に限り法人会員と同等の権利を有します。
一般発表のお申込み/参加お申込みの際は、法人会員(賛助会員、協賛団体会員)
としてお申込みください。
参加費
会 員 | 事前 3,000円 | 当日 5,000円 | ※2日間共通、予稿集を含む |
---|---|---|---|
一 般 | 事前 7,000円 | 当日 9,000円 | ※2日間共通、予稿集を含む |
懇親会 | 事前 5,000円 | 当日 7,000円 | 12月7日(土)夜 |
※予稿集はWEBサイトよりダウンロードとなります。
参加お申込者には12月4日(予定)に予稿集のURLとパスワードをお送りします。
※特別協賛団体所属者(弁理士)の方は、会員参加申込よりお申込みください。
※日本弁理士会の委員会を代表して発表される方、知的財産大学院協議会のメンバー校に
在籍している学生の方は、参加費の補助等を受けられる場合があります。
フォームから申込む前に委員会事務担当もしくは知的財産大学院協議会にお問い合わせください。
※事前参加申込:11月28日(木)締切り ※入金期限:11月29日(金)
入金期限までにご入金がない場合は申込キャンセルとなります。
※セキュリティの強度などお使いの環境により、エラーになって申込ができないという事例が報告されています。エラーになった方は、環境を変えて接続をしてください。
それでも解消されない場合には、①お名前、②会員/一般、③懇親会費参加有無を明記して、電子メールにて日本知財学会事務局()にご連絡ください。代理で参加登録を行います(参加費は銀行振込)。
※体調不良の場合には、来場をご遠慮くださいますようお願いいたします。
発熱や咳などの症状がある方は、入場をお断りすることがあります。
プログラム(予定)
10:30 ~12:00 |
●仮想空間における創作物の保護のあり方についての考察 (日本弁理士会協賛セッション、弁理士継続研修単位認定申請中) |
---|---|
●ネイチャーポジティブ ―生物多様性科学のビジネスモデルと知財戦略― ●映像制作現場における知的財産権のゆらぎ |
|
13:00 ~14:30 |
●色彩のみからなる商標の保護と活用 ●「除くクレーム」について ●「些細な」著作物の利用と著作権侵害 |
15:00 ~16:30 |
●イノベーション促進に貢献するパスツール型研究者とチームビルディングへの応用展開 ●知財教育のこれから ~知財創造教育と専門教育を繋ぐ~(知財教育分科会) ●新産業を創るスタートアップにおける知財活動でのチャレンジ |
16:50 ~18:50 |
●シンポジウム 進行:西村雅子 実行委員長 (国際ファッション専門職大学 教授 /大島・西村・宮永商標特許事務所 パートナー・弁理士) ◇挨拶 近藤誠一氏(国際ファッション専門職大学 学長) ◇基調講演「知財とサステナビリティを取り巻く現状」 奈須野太氏(内閣府 知的財産戦略推進事務局 事務局長) ◇パネル討論「サステナブルな社会と知的財産:持続的な社会を実現するための知財創出・保護・利活用」 <パネリスト> 菅原潤一氏(Spiber株式会社 取締役(兼)代表執行役) 千金楽健司氏(株式会社アパレルウェブ 代表取締役CEO) 妹尾堅一郎氏(特定非営利活動法人産学連携推進機構 理事長) <モデレータ> 小川徹氏(株式会社JMDC リスクマネジメント室 法務知財グループ) |
19:10 ~20:40 |
●懇親会 SPANISH DINING Rico |
12月8日(日)
10:00 ~18:40 |
●一般発表 ※下記のセッションと並行して開催 |
---|---|
10:30 ~12:00 |
●生成AIを活用したこれからの知財実務 ●自動運転OSSの国際標準化 :エコシステムによる普及加速と安全性の担保(知財制度・判例分科会) |
12:30 ~14:00 |
●オープンに開発される技術のガバナンス戦略 ●中小・ベンチャーと知財経営(ビジネスと知的資産・知財法研究分科会) |
14:30 ~16:00 |
●知的財産法と独占禁止法 ●知財部員の「キャリアパス」の変容と多様化 |
16:30 ~18:00 |
●商標言語学 オノマトペ編 ●大学に期待すること、しないこと(スタートアップ支援編) (大学発・イノベーション分科会) |