分科会 Subcommittee

ブランド経営分科会

<オンライン開催>
ブランド経営分科会 第8回研究会(2021年12月17日開催)

 ブランド経営分科会は、ブランド・ブランディングに関する研究を行うことを目的として、2019年6月に発足し、今回、第8回目の研究会を開催いたします。
 今回は、「ファッションローと文化の盗用」と題して、ファッションローの最前線で活躍されている三村小松山縣法律事務所の弁護士 海老澤美幸先生をお迎えして、近時、非常に注目されている「文化の盗用問題」について、ご講演頂きます。
 文化の盗用という言葉は、広義には、ある文化(を表すモノ、コト)を、別の文化圏の人が自分のものにすることと、言えそうですが、現代的な文脈は、マジョリティにある文化が、マイノリティの文化を搾取するというものでしょう。今回は、現代的なこの問題について、議論を深めたいと考えています。
 ファッションローという言葉が、広まりはじめて数年が経ちました。従前、被服というプロダクトデザインの保護を中心的な課題として取り組んできた分野でしたが、その対象はさらに拡張しており、文化の影響を強く受けるファッション業界に置いて、この問題もファッションローの重要な研究分野の一つと言えるのではないかと考えております。アパレルブランドの運営、ブランドマネジメントに資する実務的な議論を深めてまいります。
 なお、新型コロナウィルス感染予防を目的として、ZOOMを用いたオンライン開催といたします。

【日 時】 2021年12月17日(金)18時~20時
【形 式】 オンライン(Zoom)
【参加費】 無料、事前申込制
【対 象】 日本知財学会会員、一般の方
【講演者】
海老澤 美幸 氏
(三村小松山縣法律事務所 弁護士/ファッションエディター)

<ご経歴>
自治省(現総務省)、宝島社を経て、フリーランスのファッションエディターとして『Harper’s BAZAAR』『GINZA』『ELLE Japan』『Casa Brutus』その他ファッション誌や広告で活動。2017年弁護士登録(第二東京弁護士会)。
ファッション業界・アパレル産業の法律問題(ファッションロー)を中心に扱っている。
ファッション関係者のための法律相談窓口「fashionlaw.tokyo」
http://fashionlaw.tokyo)主宰。文化服装学院非常勤講師。
文化の盗用をはじめ、ファッションデザインの模倣、ファッション業界におけるジェンダー問題等についてWWD Japan、日経新聞等、多数のメディアに掲載。
【参加申込】 申込期限:12月16日 午前10時
https://fs223.formasp.jp/c358/form1/