知財教育分科会
第10回知財教育研究会(2009年2月1日開催)のお知らせ
文部科学省から告示された新しい学習指導要領では、知的財産が複数の教科で学習内容として取り上げられました。今後、普遍的な知財教育を進めていく上で、その課題となることがらを整理し、解決に向けて検討することが求められています。
第10回と節目でもある今回の研究会は、東京での開催となり、関係各方面の皆様と情報・意見交換の場を多く取り入れたいと考えております。通常の研究・実践報告のほか、2008年度報告と2009年度計画についても皆様にご検討いただきます。
皆様多数のご発表ご参加をお待ちしております。
【日時】 2009年2月1日(日) 9時~13時 ※ 当初の予定(9:30-12:30)から変更になりました。 |
【場所】 日本弁理士会館 B1F会議室 http://www.jpaa.or.jp/about_us/location/map_tokyo.html (東京都千代田区霞が関3-4-2) |
【交通】 地下鉄銀座線「虎ノ門」駅下車徒歩約4分、 地下鉄千代田線・日比谷線・丸の内線 「霞ヶ関」駅下車徒歩約6分 |
【内容】 第1部 2008年度報告と2009年度計画 第2部 知財教育に関する研究・実践研究報告 「中学校技術科の授業で利用できる知的財産教育題材集の提案」 大阪教育大学大学院 技術教育専攻 加納範昭 大阪教育大学 技術教育講座 山本勇 「重慶知識産権学院の事例を通して見た中国知的財産教育の現状」 中国・重慶大学 陳 愛華 「知的財産権入門講座の実践と課題」 港湾職業能力開発短期大学校横浜校 波多江 茂樹 「旭川高専における知財教育の試み-北海道のパテントデバイド解消を目指して-」 旭川工業高等専門学校一般人文科 谷口牧子 「特許庁の知財教育研究の経緯」 特許庁総務部企画調査課 安井 寿儀 「新しい高等学校学習指導要領案を検討する -知財教育の観点から- 」 三重県立四日市商業高等学校 世良 清 |
【参加費】 無料 |
【参加者募集】 参加希望の方は、資料の準備等がありますので、 1月26日(月)までに下の参加申込書の各項目をご記入の上、 メールにてお申込みください。当日参加も可能ですが、準備の都合上 できるだけ事前にご連絡いただければ幸いです。 e-mail: sera(アットマーク)cty-net.ne.jp (幹事/世良) ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。 <第10回知財教育研究会 参加申込書> 1.お名前: 2.ご所属(組織、会社名等): 3.お役職: 4.電話番号: 5.メールアドレス: |
【お問合せ】 お問い合わせは、幹事までお願いします。 |
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第10回知財教育研究会 報告
知財教育分科会は、学会法人化と機をあわせて発足し、満2年を迎えました。本分科会では、初等中等教育段階を含めた専門家養成に捕らわれない知財教育の普及推進を目的に、教育学の研究者のほか、学校現場の教職員や生涯学習・社会教育などに携わる人々の連携を深め、わが国の知財教育の発展を目指しています。技術者教育、産業教育、起業家教育あるいは教員養成などの今日の教育に求められる新しい側面を多く取り入れ、全国を縦断し活動を広げることを目指してきました。
この1年間の活動は、全国巡回の2巡目として、長野、沖縄、愛知で知財教育研究会を開催しました。各地の特色ある知財教育実践を掘り起こすことが目的です。また、6月の年次学術研究発表会では、分科会ラウンドテーブル「知財教育を推進するために」と、21件の一般研究発表は、前回から大きく倍増し、全国ネットワーク化がますます進んできました。今後もこのサイクルで、全国各地の学校教育や地域での知財教育の優れた教育研究や教育実践を、相互に情報共有することで、知財教育の普及発展を推進しています。
折りしも、中学校や高等学校の学習指導要領の多数の教科に知的財産が取り入れられることになり、いよいよ学校教育の場での知財教育がスタートします。しかしながらまだ確固たる知財教育の形が完成しているものではなく、3年目に当たり、会員の皆様をはじめ関係各方面の皆様のご支援ご指導を引き続きお願いするものです。以下は2008年度報告と、2009年度の計画をご検討いただいた会議の報告です。
1.2008年度経過報告
(1)知財教育研究会
第7回知財教育研究会 2008.5.31 信州大学
第8回知財教育研究会 2008.9.20 琉球大学
第9回知財教育研究会 2008.11.24 椙山女学園大学
第10回知財教育研究会 2009.2.1 日本弁理士会館
(2)年次学術研究発表会分科会セッション 2008.6.28-29 日本大学
形式:ラウンドテーブル
テーマ:「知財教育を推進するために」
2.2009年度実施計画(案)
(1)知財教育研究会 (時期、地区は予定です)
第11回知財教育研究会 2008.5 関東甲信越地区
第12回知財教育研究会 2008.9. 北海道・東北地区
第13回知財教育研究会 2008.11. 関西地区または中国・四国地区
第14回知財教育研究会 2009.2. 東京都
(2)年次学術研究発表会分科会セッション 2009.6.13-14 東京工業大学
検討中 (ご意見をお寄せください)
3.新理事・幹事 (敬称略)
(1)理事 井口泰孝(八戸工業高等専門学校)
(2)幹事代表 片桐昌直(大阪教育大学)
(3)幹事 北海道・東北地区:谷口牧子(旭川工業高等専門学校)
関東甲信越地区:井上春季(日本弁理士会)
村松浩幸(信州大学)
本江哲行(富山工業高等専門学校)
東海北陸地区:松岡 守(三重大学)
岡田広司(椙山女学園大学)
世良 清(三重県立四日市商業高等学校)
関西地区:片桐昌直(大阪教育大学) (再掲)
中国・四国地区:木村友久(山口大学)
九州・沖縄地区:宮里大八(沖縄TLO/琉球大学)
海外:陳愛華(重慶大学)
なお、知財教育分科会登録をご希望の皆様は、学会WEBページhttp://www.ipaj.org/bunka/bunka.html の登録用紙にご記入の上、学会事務局にご提出をお願いします。本分科会では、メーリングリストを設け、研究会のご案内のほか、登録メンバー間の情報・意見交換に活用しています。
また、知財教育分科会に関してお問い合わせは、各幹事または事務局役の世良までご連絡ください。お待ちしています。
sera(アットマーク)cty-net.ne.jp
※(アットマーク)を@に変換して送信してください