分科会 Subcommittee

知財教育分科会

知財教育分科会2011年度活動報告および2012年度活動計画

 知財が取り入れられた新しい学習指導要領が、中学校と高校でいよいよ動き出します。中学校では技術科、高校では工業科、商業科などの専門教科のほか、中学校・高校ともに、音楽や美術などの教科・科目と多岐にわたり、学校教育のなかで、知財教育は子どもたちに、工夫や創造する力を育てることはどのような意義があり、私たちはどのようにリーダシップを発揮していくのか、再度認識し直す必要があります。
 知財教育分科会は、これまでも初等中等教育段階を含めた専門家養成に捕らわれない知財教育の普及推進を目的に、教育学の研究者のほか、学校現場の教職員や生涯学習・社会教育などに携わる人々の連携を深め、知財教育の発展を目指してきました。
 分科会の構成員は、知財人材育成や知財教育に造詣の深い研究者や教育実践者を中心に100名を超える状況になりました。分科会は井口理事と、松岡、片桐、岡田、世良の4名とによって2007年2月の政策研究院でのキックオフミーティングで産声を上げ、以降、年度を追うごとに新幹事に加わり、現在総勢16名の理事・幹事によって、分科会運営がなされています。理事・幹事は、北海道・東北地区から九州・沖縄地区までくまなく分布していることが特徴でもあり、それが知財教育分科会の諸行事が全国くまなく巡回開催できる背景となっています。
 今年度は、学会創立10周年にあわせて記念出版の実現、教職員の研修などの事業を推進し、また、国内にとどまらず、海外とくに中国・韓国との知財教育ネットワークを構築していくことを目指して積極的な活動をして参ります。

1. 2011年度経過報告
第19回知財教育研究会 2011.5.15 山口大学福岡教室
第9回年次学術研究発表会分科会セッション 2011.6.25-26 専修大学
 テーマ:「アジア知財教育ネットワーク構築に向けて」
 形 式:パネルディスカッション
第20回知財教育研究会兼第3回 知財教育セミナー 2011.9.17 名古屋市立大学
第21回知財教育研究会  2011.11.20  西条市西条産業情報支援センター
第4回知財教育セミナー兼第22回知財教育研究会 2011.1.21 放送大学

2. 2012年度計画案 
第23回知財教育研究会 2012.5. 北海道・東北地区
第24回知財教育研究会 2012.9.  東海地区
第25回知財教育研究会 2012.11. 関西地区
第10回年次学術研究発表会分科会セッション 2012.12.8-9 大阪工業大学
 テーマ:「知財教育の領域」 
 形 式:ポスターセッション
第26回知財教育研究会 2013.2. 関東地区

3. 提案事項
(1) 分科会研究紀要の創刊・・・分科会5周年記念
(2) 知財教育書の出版・・・・・学会10周年記念
(3)教員免許更新講習
(4)メーリングリストの運用
  ・・・分科会(member)向け、幹事(staff)向け、4役(core)向け
(5)他団体との連携

4. 分科会役員(敬称略、所属は1月21日現在)

(1)理事  井口泰孝(弘前大学)
(2)幹事代表  片桐昌直(大阪教育大学)
(3)副代表  谷口牧子(旭川工業高等専門学校)
 村松浩幸(信州大学)
(4)幹事 ・北海道・東北地区  谷口牧子(旭川工業高等専門学校)(再掲)
 渡部順一(東北工業大学)
・関東甲信越地区  井上春季(日本弁理士会)
 村松浩幸(信州大学)(再掲)
 本江哲行(富山高等専門学校)
 黒田 潔(玉川大学)
・東海北陸地区  松岡 守(三重大学)
 岡田広司(椙山女学園大学)
 世良 清(三重県立津商業高等学校)
・関西地区  片桐昌直(大阪教育大学)(再掲)
・中国・四国地区  木村友久(山口大学)
 内藤善文(愛媛県立東予高等学校)
・九州・沖縄地区  宮里大八(沖縄TLO/琉球大学)
 篭原裕明(全国知財・創造教育研究会)
・海外  陳 愛華(中国・重慶大学)
(5)事務局長  世良 清(三重県立津商業高等学校)(再掲)

5. その他
2012年度 日本知財学会春季シンポジウム 2012.6.22 TEPIAホール