分科会 Subcommittee

知財教育分科会

第42回知財教育研究会(2018年2月12日開催)のお知らせ

 知財教育分科会は、設置10周年を迎え、次の10年に向けて動き出しています。これまでのわが国における知財教育の普及推進や、本学会での知財教育研究の進展には、誇るべきものがあります。しかしながら、これらを振り返って、もっと視野を広げ、もっと謙虚になって意識を変えていかないと、これからの進展は望めないかもしれません。こうした問題意識のもと、第42回知財教育研究会を開催します。今回から、共通テーマをもち、それに即した議論を進めたいと思います。知財教育に関する共通テーマ以外の一般発表も可能です。刷新的な提案・議論を期待します。

【日時】 2018年2月12日(月・祝)9時30分-12時(予定)
【場所】 大阪工業大学 梅田キャンパス 2Fセミナー室(OIT梅田タワー)
     http://www.oit.ac.jp/institution/
【交通】 JR大阪駅、地下鉄御堂筋線梅田駅、地下鉄谷町線東梅田駅から徒歩5分
     阪急梅田駅から徒歩3分、阪神梅田駅から徒歩7分
【主催】 日本知財学会 知財教育分科会
【共催】 大阪工業大学
【共通テーマ】 知財教育の領域
【内容】
●第1部:2017年度の報告と2018年度の計画

●第2部:知財教育に関する研究・実践報告(共通テーマ/一般)
「第4次産業革命の時代に必要な発明創造能力の教育の実践について」 
久野敦司
(PatentIsland株式会社)
第4次産業革命の時代では、IoTによって多様な機能の組み合わせが簡単に実現できるようになる。例えば、センシングデータ流通市場を通じて、アプリケーションシステムが必要とするセンシングデータを入手し、人工知能における機械学習用のデータとすることや、制御対象の制御にも使える。その結果、社会および産業のあらゆる分野への人工知能の適用が拡大する。日本の多くの巨大銀行は、事務業務の大きな部分を人工知能に置き換える計画を発表した。この動きは、若者に対する発明創造能力の教育の必要性を示しているだけでなく、企業においても画期的な基本発明を基本特許に仕上げて活用する事を重視するポリシーの必要性を示している。本発表では、学生に対する発明創造能力の育成の実践例と考察と、企業での基本特許を重視した知財業務のための知財人材の発明能力育成策も説明する。

「普通科S高校における知財教育に関する考察」
吉田拓也
(四天王寺学園高等学校・中学校)
2017年、内閣府知的財産戦略推進事務局によって「知財創造教育コンソーシアム」が設置されるなど、国を挙げて知財教育に関する動きがあった。それは、小中高等学校及び高等専門学校における「知財創造教育」を推進していくというものであるという。本考察は、普通科高等学校1年生を対象とした知財授業として、学習者のレディネスを調査したり、試験的に授業実践を行ったものある。手探りの状態ではあるが前述にある知財創造教育の推進の一助となればと考えている。

「地域・社会と協働した知財創造教育及び大学連携」
北村英隆・甲野正道・村上画里
(大阪大学)、片桐昌直(大阪教育大学)、杉浦淳・山田繁和・杉山典正 (大阪工業大学)
政府が知財創造教育を推進するなかで、今年度全国4カ所において地域コンソーシアムが設立された。大阪を中心とする地域においては、知財教育に取り組む3大学と地域コンソーシアムとが共同し、 初等・中等教育における知的創造教育の在り方を模索しているところである。大阪地域における取組みと、知財創造教育を推進するにあたりみえてきた課題について紹介する。

●第3部:知財教育に関するショートフリートーク
本日の研究・実践報告をもとに、総括討論を行います。また、各出席者が持ち寄った知財教育に関する情報を交換し、共有を進めます。
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2018年1月19日(金)までに、
一般参加をご希望の方は、2018年2月5日(月)までに、
下の申込書の各項目をご記入いただき、メールにてお申込みください。
発表時間は発表数に応じ目安の時間をお知らせします。ご協力ください。
一般参加の当日来場も歓迎ですが、資料等の準備の都合上、なるべく事前にお申込みください。なお、個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。

   E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
   ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。
   ※申込先のメールアドレスが変わりましたのでご注意ください。

  <第42回知財教育研究会 申込書>
     1.お名前:
     2.ご所属:
     3.お役職:
     4.電話番号:
     5.メールアドレス
     6.発表希望の有無と、発表の場合は演題と要旨
     7.発表の場合は、演題(共通テーマ/一般)と要旨(200〜400字程度)
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料
【これまでの知財教育分科会の活動】
http://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。