知財教育分科会
第43回知財教育研究会(2018年5月12日開催)のお知らせ
知財教育分科会では、研究会ごとに知財教育に関する共通テーマを設定して議論を進めることになりました。今回、初の中学校での開催となり、「中学校・高校の知財教育」を共通テーマとします。中学校、高等学校の新学習指導要領について、活発な提案・議論を期待します。一般発表も可能です。
【日時】 2018年5月12日(土)13時-17時(予定) |
【場所】 東京学芸大学付属世田谷中学校 http://www.u-gakugei.ac.jp/~setachu/ |
【交通】 JR山手線渋谷駅、恵比寿駅、目黒駅、東急東横線自由が丘駅、都立大学前駅、東急大井町等々力駅、東急田園都市線駒沢大学駅、用賀駅からバス便あり。 詳細は次の案内をご覧ください。 http://www.u-gakugei.ac.jp/~setachu/access.html |
【共通テーマ】 中学校・高校の知財教育/一般 |
【内容】 「『知財創造教育』の実施に向けた取組状況について」 仁科雅弘(内閣府知的財産戦略推進事務局 参事官) 内閣府は、2017年1月に学校と地域社会との効果的な連携・協働を図ることを目的とした「知財創造教育推進コンソーシアム」を設置し、小中高等学校における「知財創造教育」の全国的な普及を推進している。知財創造教育とは、「新しい創造をすること」、「創造されたものを尊重すること」を楽しみながら理解させ育むことにより、社会を豊かにしていこうとするものである。本発表では、2017年度に行った「知財創造教育の体系化」と「地域コンソーシアムに係る調査」を中心に「知財創造教育」の実施に向けた取組状況について報告する。 「自主製作絵本の読み聞かせを通じた知財教育『発明・発見教室』」 天元 志保(知識流動システム研究所) 一般社団法人知識流動システム研究所では、法人化する以前の2005年から、知財教育を目的として自主制作絵本「 はつめい・はっけんシリーズ」5巻(うち3巻のみ印刷出版済み)を製作しています。また、主に小学生を中心とした子ども達に向けて、この絵本読み聞かせとレクチャー、得た知識を実験やワークショップ等で体感して考えてもらう「発明・発見教室」を2009年から現在まで都内小学校にてPTAが開催するウィークエンドスクールのプログラムとして年2回継続実施するほか、これまでに北は北海道、南は沖縄まで要請に応じて訪問。最近では世田谷区の生涯教育プログラムや、民間の学童施設からのニーズもあり、こんにちまでに計30回以上の実績を有します。本発表では、知財絵本を用いたプログラム開発の経緯や実績を報告しながら、その展望と課題を挙げます。 「AKB48から知的財産権を学ぶ授業実践~次期学習指導要領を見すえて~」 原口/中村直(東京学芸大学附属世田谷中学校) 中学校では知的財産権教育が進んでいる。学習指導要領において、次期の内容項目は現行に比べてより広く深く記載されている。これは知的財産権教育の必要性が明確であるからにちがいない。本発表では本校の音楽科でおこなっている授業の実践報告をする。AKB48という切り口から、生徒が知的財産権教育に興味を持ち、知識を得ていく課程を授業の流れとともに報告したい。また、生徒の素直な感想や課題意識も併せて報告する。 「中等教育段階における知財教育の実践例」 上野翼(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社知的財産コンサルティング室) 2017年は、知的財産戦略推進事務局によって、知財教育に関する地域コンソーシアム設置に関する検討が進められる等、「知財教育元年」とも呼べる一年となった。しかしながら、知財教育に関する取り組みを全国的に普及させていくには、まだまだ課題が山積している状況であり、様々な側面から対策を講じていくことが求められている。本発表では、知財教育普及にあたっての具体的な課題を説明するとともに、中学校や高校での知財教育実施例と効果等を紹介することによって、今後の知財教育に関する方向性を検討する上での材料を提供したい。 「新しい高等学校学習指導要領案を検討する」 世良清(三重県立津商業高等学校) このほど公表された高校の新しい学習指導要領案では、知財に関する学習については、現行の学習指導要領をもとに、加除修正が見られる。全般にはより明瞭・具体的になった感がある反面、後退したとみられる教科もある。今後の知財教育のより一層の充実に向けて、今後は、学際的な存在である知財を各教科で分担する一方、教員研修や教員養成においては、教科横断的な内容を一元的に把握する「知財教育学」の構築が急務であることを提言したい。 |
【発表者・参加者募集】 発表参加をご希望の方は、2018年4月20日(金)までに、 一般参加をご希望の方は、2018年5月7日(月)までに、 下の申込書の各項目をご記入いただき、メールにてお申込みください。 発表時間は発表数に応じ目安の時間をお知らせします。ご協力ください。 一般参加の当日来場も歓迎ですが、資料等の準備の都合上、なるべく事前にお申込みください。なお、個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。 E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局) ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。 ※申込先のメールアドレスが変わりましたのでご注意ください。 <第43回知財教育研究会 申込書> 1.お名前: 2.ご所属: 3.お役職: 4.電話番号: 5.メールアドレス 6.発表希望の有無と、発表の場合は演題と要旨 7.発表の場合は、演題(共通テーマ/一般)と要旨(200〜400字程度) |
【参加資格】 どなたでもご参加いただけます。 日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。 |
【参加費】 無料 |
【発表者へのお願い】 発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。当日配布する資料は各発表者で印刷してご持参いただくこととしております。また、パソコンも原則ご持参いただきます。ご協力ください。また、会場ではインターネットには接続できませんのでご了解ください。 |
【これまでの知財教育分科会の活動】 http://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html |
【お問合せ】 お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。 E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局) ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。 |