分科会 Subcommittee

知財教育分科会

第48回知財教育研究会(2019年9月8日開催)のお知らせ

 知財教育分科会では、研究会ごとに知財教育に関する共通テーマを設定して議論を進めています。
今回「知財教育と地域活動」を共通テーマとします。学校での知財教育と地域の連携などについて、活発な提案・議論を期待します。一般発表も可能です。

【緊急連絡】
 台風15号が発生し、9月8日から9日にかけて日本に接近することが予想されます。
 当日朝8時の時点で、静岡県東部地方に暴風警報が発令されているときは、開催中止とします。
 なお、警報発令の有無にかかわらず、事故等にご留意いただきますようお願いします。

【日時】 2019年9月8日(日)9時30分-12時(予定)
【場所】 沼津工業高等専門学校
     http://www.numazu-ct.ac.jp/
【交通】
JR御殿場線「下土狩」駅下車徒歩20分、JR沼津駅南口(8:45発)から、
富士急シティバス「北小林」ゆきで「北小林」(9:03着)下車、徒歩10分。
(JR三島駅からは休日全便運休となっておりますのでご注意ください)
http://www.numazu-ct.ac.jp/college/map
【共通テーマ】 知財教育と地域活動
【内容】 
「地域と取組むTRIZを活用した知財創造教育の実践」
大津孝佳(沼津工業高等専門学校)

 Society5.0を担う未来人材として、ビッグデータやAIと共存する中で、人間の強みをエンハンスすることが望まれ、学校教育では①価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探求力(創造)、②文章や情報を正確に読み書き対話する力(保護)、③科学的思考に思考・吟味し活用する力(活用)の3つの力が育まれる。これは、知財創造サイクルであり、知財創造教育はSociety5.0を生きる力を育む。TRIZは、ロシア発の特許分析から生まれた発想法で、40の発明原理や矛盾マトリクス、9画面法などの発想ツールがある。特に40の発明原理は発想のヒントを与え、更に、OTSM-TRIZは、技術的問題のみならず、分野に限定されない課題解決の技法を提案する。本報告では地域と取組むTRIZを活用した知財創造教育の実践事例について述べる。

「知財教育に資する教材の開発」
上野翼(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 知的財産コンサルティング室)

 今後、知財教育を広く展開していくにあたり、その意義を多くの教員等へ伝えていくだけではなく、教員が活用できる教材を整備していくことも重要である。知財教育に活用できる教材については、特別授業等の形式で活用できるものは複数確認できるものの、通常の授業で活用できるものはまだ多くない。
 こうした現状を踏まえて、当社では知財教育に資する教材の開発に取り組んでおり、小中高校および高等専門学校等の様々な科目で活用できる教材を整備することを目標に活動している。
 本報告では、開発中の教材を紹介するとともに、今後の教材のあるべき姿等についての議論を行う。

「知財教育指導者認定制度の私案」
世良清(三重県立津商業高等学校)

 「知財教育指導者認定制度」の私案を示す。知的財産基本法によって、国民が広く知的財産に対する理解と関心を深めることにより、知的財産権が尊重される社会を実現できるよう、国は、知的財産に関する教育及び学習の振興並びに広報活動等を通じた知的財産に関する知識の普及のために必要な施策を講ずることとされ、内閣府に知財創造教育コンソーシアムが創設され、経済産業省・特許庁による事業推進、文部科学省による学習指導要領の整備など、施策が進んできた。
 今後、教育現場の教職員や教員志望者を始め、知財教育研究者等の資質向上が重要になる。知財教育指導者は、知財に関する専門的知識と、教育方法等の一定水準の維持をするため、研修・試験等によってその能力を認定し、もって、知財教育の振興を図るものである。
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2019年8月9日(金)までに、
一般参加をご希望の方は、2019年9月6日(金)までに、
下の申込書の各項目をご記入いただき、メールにてお申込みください。
発表時間は発表数に応じ目安の時間をお知らせします。ご協力ください。
一般参加の当日来場も歓迎ですが、資料等の準備の都合上、なるべく事前にお申込みください。なお、個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用させていただきます。

   E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
   ※(アットマーク)を@に変換して送信してください。
   ※申込先のメールアドレスが変わりましたのでご注意ください。

  <第48回知財教育研究会 申込書>
     1.お名前:
     2.ご所属:
     3.お役職:
     4.電話番号:
     5.メールアドレス
     6.発表希望の有無と、発表の場合は演題と要旨
     7.発表の場合は、演題(共通テーマ/一般)と要旨(200~400字程度)

※資料は出席者数に応じて発表者に用意していただきますので、後日郵送することはできません。
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。各発表者にはパソコンは原則ご持参いただきます。会場ではインターネットには接続できませんのでご了解ください。また、当日配布する資料は各発表者で印刷してご持参いただくこととしております。
【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。