分科会 Subcommittee

知財教育分科会

<オンライン開催> 第80回記念知財教育研究会(2025年11月3日開催)

 知財教育分科会は、2007年2月のキックオフミーティング(第1回知財教育研究会)以来、2020年3月に第50回記念知財教育研究会を経て、このたび第80回記念知財教育研究会を開催します。この18年余りの期間には途絶えることなく、知財教育研究が進展し、「知財教育学」が形成されてきました。
 第50回知財教育研究会は、折しも新型コロナの急襲によって、オンライン開催の初回となり、まさに記念すべき研究会となりましたが、今回は、第80回記念知財教育研究会と称しても、特に大きな変革はありませんが、2027年の満20周年を目指して、その方向性を確認する機会になればと考えます。

【日時】 2025年11月3日(月・祝)9時30分-12時30分(予定)
【場所】 オンライン開催 (実施拠点:大阪工業大学)
【共通テーマ】 知財教育研究
【内容】知財教育に関する研究・実践報告
「美大において求められる知的財産教育のカリキュラム」 
 村上画里(東京造形大学)

 美術大学における知的財産教育は、実際の出願手続や訴訟での攻防などの知識よりも学生が創作活動を行う際に直面する法的問題にどのようなものがあるかを理解し、適切に対応できるスキルを養うことであると位置付けられます。発表者の所属校では現状、知財に関する授業を全学生が履修する機会が限られています。そのようななかで、本発表では、創作の現場において必要な知財教育の内容として、総合大学の学生が学ぶカリキュラムとは異なるものが求められていることを学生の質問から紹介し、それらに対応するためには、一般的な知財教材とは異なるものが必要になっていること、また、学術上も明確な答えが示さない問題や実務上の対応から説明を行わなければならないことが多いことを紹介します。
  
「『ずらす力』が導く発明教育の変革:AI時代に求められる本質洞察と枠組み転換の育成論」 
 貝原 巳樹雄(一関工業高等専門学校)

 AI時代、知識の再生産はAIが担い、人間には「新しい問いと枠組みを創造する力」が必須です。本発表は、この力を「ずらす力」(本質洞察と枠組み転換の創造的思考)と定義し、その育成モデルを提言します。「ずらす力」は、現象の表面に惑わされず普遍的原理(科学的視点)を見抜く力と、固定観念を疑う柔軟な思考から成り立ちます。これは、日本の伝統文化である「守破離」や「見立て」の思想とも深く親和性があります。この力を体系的に育成するため、「Coaching」「Three Stage Rocket」「Collective Brain」を柱とする具体的な実践方法論「CTCメソッド」を提案します。本モデルは、AI時代にイノベーションを創出し、日本の競争力を再興するための実行可能な「日本型創造性育成モデル」の確立を目指します。知財・教育関係者の皆様と、この新しい育成論について議論を深めます。

「高等学校の情報IIとビジネス方法発明による探究型イノベーション教育」 
 萩原剛志(株式会社リアル理科社会塾)

 本発表では、高等学校「情報II」の授業において、特許のビジネス方法発明を教材として活用する探究型イノベーション教育の枠組みを提案する。ビジネス方法発明は、情報処理技術やアルゴリズム、データベース構築、クラウド、AI、データ分析など情報技術の体系的理解に適しており、同時に企業活動や事業設計といった実社会の視点を学ぶ契機となる。これにより、情報技術を単なる知識としてではなく、社会実装されたビジネスモデルとして学ぶことができる。また、探究学習の一環と位置づけることで、各生徒の関心に応じたSDGsなど地球規模課題の解決を目指す独自の探究をビジネスモデルに結びつけることができる。これにより、情報技術の習得が社会貢献への意識と連動し、創造的思考や実践的課題解決力を育む学びへと発展する。情報IIの学習を、技術と社会を架橋する知的探究の場として再構築し、将来の職業選択や起業精神の涵養につながる教育モデルを示す。

「幼児教育への知財教育の導入の提案」 
 世良 清(名古屋文理大学)

 我が国では、20年余りにわたり、学校教育の場において知的財産の教育・学習が推進され、近年は「知財教育学」が確立しつつある。しかし幼児教育の段階においては、教育研究・実践は極めて少ない。そこでこれまでの筆者の教育活動を報告し、幼児教育への知財教育学の導入を提案する。
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2025年10月20日(月)までに、
一般参加をご希望の方は、2025年11月2日(日)までに、
下記の入力フォームに記入して送信してください。受付通知が自動送信されます。しばらくたっても届かない場合は、ご自身のメールアドレスが誤入力の場合が考えられます。その際は再度お申し込みください。
 ⇒ (入力フォームへ)

 <第80回知財教育研究会申込内容>
  1.名前
  2.所属
  3.役職
  4.電話番号
  5.メールアドレス(必要に応じて第2メールアドレスも)
  6.発表演題(発表申込の場合)
  7.要旨(発表申込の場合、200~400字程度)
  8.その他連絡事項等
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料 、事前参加申込制
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。配布物は事前に分科会事務局までPDFファイルでお送りください。参加者に配布します。PPTスライドは発表者のパソコンで操作していただきます。
【その他】

① 発表者・参加者は、各自、インターネットに接続できる情報機器をご用意ください。

 ご希望に応じて、事前にテスト実施の機会を設定することも可能です。

② 著作権等に関わる運用規定は別途定めます。

③ 発表・参加申込にかかわる個人情報は知財教育分科会活動にのみ使用します。

【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。