分科会 Subcommittee

知財教育分科会

第86回知財教育研究会(2026年6月20日開催)

 日本知財学会 知財教育分科会は、2007年2月にキックオフし、満19年が経過しました。2027年には、日本知財学会25周年と共に、知財教育分科会20周年を迎えます。本分科会では、年次学術研究発表会分科会セッションのほか、定例研究会と、知財教育研究会の3形態の研究会活動を実施しています。このうち、知財教育研究会は、知財教育研究・実践者に広く公開し、誰でも参加することが出来ます。これは、それぞれの研究・実践を報告・共有することによって、知財教育学の横幅を拡げ、さらにはより深く掘り下げ、知財教育学をより確かなものにする目的を持っています。
 こうした背景をもとに、第86回知財教育研究会を下記のように開催します。知財教育実践・研究に関わる皆様、知財教育研究に興味関心をお持ちの皆様は、ぜひご参加いただきますようお願いします。

【日時】 2026年6月20日(土)9時30分-12時30分(予定)
【場所】 オンライン開催 (実施拠点:滋賀大学教育学部)
【共通テーマ】 知財教育研究
【内容】知財教育に関する研究・実践報告
「ビデオ学習とAIの活用 -ビジネス法規に感動を-」
山本 政己
(三重県立北星高等学校)
 本報告は、商業科目「ビジネス法規」における感動教育の実践報告である。教科書の学習、知識と情報の伝達では成しえない、心に残る「感動」をビデオ学習を通じて心に刻むことを企図している。ビデオ学習にはドラマとしての展開、困難を克服し成功を手にするというストーリーは、知識や情報以上に心の深いところに記憶される。視聴後の感想文から生徒たちの心に刻まれたメッセージを読み取ることができる。本報告は学習後の感想文を時系列に並べ、AIの分析機能を通じて学習傾向や助言すべき課題が明らかになったと考えている。

「中学校理科における知財創造教育の創造力育成授業モデルの提案」
左近 光
(滋賀大学大学院教育学研究科院生)、
詫摩 京未、鈴村 愛子、糸乗 前(滋賀大学大学院教育学研究科)
 本研究では,附属中学校第2学年理科「電流とその利用(電流と磁界)」において知財創造教育を取り入れた授業実践を行い,学習者によるアイデアの創造および尊重に関する認識を検討した。授業では,電磁誘導の原理を基盤として,新たな発電方法をグループで考案する創造活動を実施し,授業後に質問紙調査を行った。その結果,特に他者の意見への理解や尊重に関する認識の変容を問う項目で,肯定的な回答の割合が高かった。また,因子分析の結果,学習者の認識は「創造」と「尊重」の2因子から構成される可能性が示され,尊重に関する項目は創造に関する項目よりも高い傾向を示した。以上より,創造活動の導入段階においては,新たなアイデアを創出することよりも,他者のアイデアや考えを理解し尊重することの方が学習者にとって取り組みやすい可能性が示唆された。

「『知財創造教育』を小学校現場に普及・浸透させるためにXIX ~福祉の視点と自己成長~」
栁瀬 啓史
(元公立小学校教諭)
 小学校段階の「知財創造教育」は、科目や領域、分野を固定する事無く、様々な取り組み方が展望できる存在と言える。 それは“知財創造”の意図を組み込むことで、従来の学習内容や方法・教材等を活用できることも意味する。発表者はこれまでに、児童一人ひとりが「創造的価値ある存在」という視点から授業を重ね、本教育普及・浸透の課題を検証してきた。
 一方、我が国における少子高齢化の深化は、社会福祉対象者への支援内容の複雑化と、実践者の困難さという現実的な課題を生み出している。福祉と教育は分割された分野ではなく、今後の公教育の在り方に反映されるべき事案であり、包摂的な対応が必須と考えられる。その対応策の一助として、本教育の可能性を捉えたい。福祉の視点を取り入れ(社会還元)つつ、学習者自身の自律性を伸張できる本教育の普及・浸透について考察したい。
【発表者・参加者募集】
発表参加をご希望の方は、2026年5月22日(金)までに、
一般参加をご希望の方は、2026年6月19日(金)までに、
下記の入力フォームに記入して送信してください。受付通知が自動送信されます。しばらくたっても届かない場合は、ご自身のメールアドレスが誤入力の場合が考えられます。その際は再度お申し込みください。
 ⇒ (入力フォームへ)

 <第86回知財教育研究会申込内容>
  1.名前
  2.所属
  3.役職
  4.電話番号
  5.メールアドレス(必要に応じて第2メールアドレスも)
  6.発表演題(発表申込の場合)
  7.要旨(発表申込の場合、200~400字程度)
  8.その他連絡事項等
【座長の公募】
知財教育研究の一層の進展に向けて、今回の座長を公募します。座長はオンラインでの進行に従事していただきます。発表者と兼ねることも可能です。オンラインアプリZOOMの操作は、分科会事務局で行いますが、「実施拠点」は原則として座長の所属先名となることをご了解ください。(特別な事情がある場合はご相談ください)
【参加資格】
どなたでもご参加いただけます。
日本知財学会への入会・知財教育分科会への登録を推奨します。
【参加費】 無料 、事前参加申込制
【発表者へのお願い】
発表時間は概ね20-30分をめどに、発表数に応じ目安の時間をお知らせします。配布物は事前に分科会事務局までPDFファイルでお送りください。参加者に配布します。PPTスライドは発表者のパソコンで操作していただきます。
【その他】
  1. 発表者・参加者は、各自、インターネットに接続できる情報機器をご用意ください。
    ご希望に応じて、事前にオンラインアプリZOOMのテスト接続の機会を設定することも可能です。
  2. ZOOMに入室前または入室直後に、参加者名と所属が分るように表示をお願いします。本人確認が出来ない場合は、参加をご遠慮いただくことがあります。
     例: 知財 太郎(特許大学)、知財 花子(意匠県立商標高校)など
  3. データ通信量を抑制するため、発表者・座長等の運営関係者以外は、カメラオフで差し支えありませんが、発言される場合は、原則としてカメラオンでお願いします。
  4. 質問や意見がありましたら、ZOOMの挙手機能を使っていただき、ぜひ積極的にお出しください。その際は、多くの皆様に発言していただくことが出来るように、短時間・簡潔にお願いします。
  5. 参加者どうし、あるいは発表者・運営関係者等とのコミュニケーションは、ZOOMのメッセージ機能をご利用ください。
  6. 資料等は、必要に応じてオンライン上で配布されます。後日、分科会事務局を介して提供することはしておりません。
  7. 録音・録画はご遠慮ください。
  8. 著作権等に対しては、関係法規及び社会的通念に沿って、遵守・尊重していただきますようにお願いします。
  9. 発表・参加申込にかかわる個人情報は知財教育分科会活動で使用します。
  10. その他お問い合わせは、学会事務局ではなく、知財教育分科会事務局宛てに、メールでお願いします。なお、すぐに対応出来ないことがありますので、ご了解ください。
【これまでの知財教育分科会の活動】
https://www.ipaj.org/bunkakai/chizai_kyoiku/index.html
【お問合せ】
お問い合わせは、知財教育分科会事務局までお願いします。
E-mail: ipaj.edu(アットマーク)gmail.com (知財教育分科会事務局)
※(アットマーク)を@に変換して送信してください。