分科会 Subcommittee

知財制度・判例分科会

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第6回判例研究会/第7回判例研究会(2015年9月5日開催)のお知らせ

 第6回/第7回判例研究会を、下記の通り開催いたします。今回研究発表される判決はいずれも実務に大きな影響のある重要判例です。ぜひ、ご参加のうえ、忌憚の無いご意見・ご批判をいただければ幸いです。

※ 本研究会は東京理科大学イノベーションマネジメント研究科知的財産戦略専攻(MIP)との共催です。

【日 時】 平成27年(2015年)9月5日  17:00~20:30(開場16:30)
      ・第6回判例研究会 特許以外の判例の部 17:00~18:30
      ・第7回判例研究会 特許判例の部    19:00~20:30
【場 所】 東京理科大学イノベーションマネジメント研究科知的財産戦略専攻(MIP)内
     (東京都千代田区飯田橋4-25-1-12 セントラルプラザ2階)
     http://most.tus.ac.jp/mip/summary/index.php
【主 催】 
◆日本知財学会 知財制度・判例分科会
 http://www.ipaj.org/bunkakai/chizaiseido_hanrei/index.html
◆東京理科大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 知的財産戦略専攻(MIP)
 http://most.tus.ac.jp/mip/
【参加費】 無料 ※判決文はご持参ください
【対 象】 日本知財学会会員および一般の方
【内 容】
■第6回判例研究会 特許以外の判例の部
報告者:服部謙太朗(竹田長谷川法律事務所・弁護士)
・大阪地判 平成26年1月26日 平成24(ワ)8071号 (判時2235号93頁)
[薬剤分包用ロールペーパ事件]※商標権侵害に関する点のみ
<判決全文 (裁判所HP)>
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/881/083881_hanrei.pdf
<要 旨>
原告の有する商標権(登録番号:1685481号および5488876号)に基ついて、当該商標の付された使用済み原告製品の芯管を回収し新たに分包紙(グラシン紙又はセロポリ紙からなる薬剤分包用シート)を当該芯管の円筒部外周に巻き直すことによって製品化した被告製品は原告の商標権を侵害しているとして、被告製品及びその半製品並びにその製造に供する製造設備の廃棄を求める等した事案において、分包紙及びその加工の主体が異なる場合には、品質において同一性のある商品であるとはいいがたいから、このような原告製品との同一性を欠く被告製品について本件各登録商標を付して販売する被告の行為は、原告の本件各商標権を侵害するものであり、実質的にみても、購入者の 認識にかかわらず、被告製品の出所が原告ではない以上、これに本件各登録商標を付したまま販売する行為は、その出所表示機能を害するものであるとして原告の請求を一部認容した事例。

■第7回判例研究会 特許判例の部
発表者:荒谷哲也(DNPファインケミカル 技術開発第4本部 技術開発管理部 知財・情報グループ エキスパート)
・知財高裁 平成27年4月13日判決 平成26(行ケ)10219
[管状格子パターンを有するゴルフボール事件]

<判決全文(知財高裁HP)>
http://www.ip.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/047/085047_hanrei.pdf
<要 旨>
発明の名称を「管状格子パターンを有するゴルフボール」とする被告の本件特許を無効とするとの審判を原告が請求したが、特許庁から請求不成立の審決を受けたことから、その取消しを求めた事案において、原告主張の各取消事由のうち,審決の本件発明1と甲第10号証発明の一致点及び相違点の認定には誤りがあり、そして,この誤りは,本件発明1につき,当業者が容易になし得たものとはいえないとした審決の判断の結論に影響を及ぼす可能性があるものであるとして審決を取り消した事例。
【参加申込】
https://fs223.formasp.jp/c358/form8/
参加申込フォームからお申込みください。(クリックで別ウィンドウが開きます)