分科会 Subcommittee

コンテンツ・マネジメント分科会

<オンライン開催>
日本知財学会20周年記念 コンテンツ・マネジメント分科会連続研究会
~日本を勝ちに導くXR/メタバースの知財政策と実務~
第6回「アバターにまつわる権利関係」(第77回CMSC研究会)

 日本知財学会は2022年で設立20周年となります。そこで、コンテンツ・マネジメント分科会では、設立20周年記念企画として、連続研究会「日本を勝ちに導くXR/メタバースの知財政策と実務」(全6回予定)を開催致します。
 第6回は、「アバターにまつわる権利関係」と題して研究会を開催致します。バーチャル空間内では、ユーザはアバターとなって参加し、アバターとして他のユーザから識別されます。アバターやハンドルネーム等を見ただけでは、それを操作する実在の人物は識別できない場合もあるとされています。このため、アバターは、現実世界におけるユーザ自身の存在とは区別された、バーチャル空間内での人格として把握されるという見方もあります。このようなアバターに関しては、盗用等による著作権侵害、顧客吸引力の冒用といった知的財産法上の問題のほか、なりすまし、ハラスメント、誹謗中傷等による肖像権、プライバシー権、名誉毀損等のようにバーチャル上の存在としての人格権の有無等が問われることがあります。
 本研究会では、消費者に安心してバーチャル空間内での活動に参加してもらうために重要な条件となるであろう倫理的・法的・社会的問題について議論します。

【日 時】 2022年9月29日(木)18:00~20:00
【形 式】 オンライン(Zoom)
      ※事前申込制。前日までにURLを送りします。
【内 容】
1. 趣旨説明「XR/メタバースにおけるアバターの権利概論」
関 真也 氏(関真也法律事務所 弁護士・上級VR技術者)
※当分科会幹事《本連続研究会企画》
https://www.mseki-law.com/

2. 話題提供①「バーチャル空間の倫理的・法的・社会的課題の考え方」
赤坂 亮太 氏(大阪大学 社会技術共創センター 准教授)

3. 話題提供②「アバターに関する著作権と人格権」
原田 伸一朗 氏(静岡大学 准教授)

4. 話題提供③「標識法によるアバターの保護」
末宗 達行 氏(金城学院大学 講師)

5. ディスカッション・質疑応答
【参加費】 無料、事前参加申込制
【参加資格】どなたでもご参加いただけます。
この機会に、日本知財学会へのご入会およびコンテンツ・マネジメント分科会へのご登録をご検討下さい。
【参加申込】以下のフォームからお申込みください。
https://fs223.formasp.jp/c358/form4/
※申込期限:2022年9月27日(火)