分科会 Subcommittee

【会員対象】定例研究会

第25回定例研究会(デザイン・ブランド・マーケティング分科会)
「デザイン・シンキングとデザイン思考-突破するデザインの背景にあるデザイン理論-」(7月30開催)

  デザイン・シンキング?デザイン・ドリブン・イノベーション?デザイン心理学?デザインを取り巻く考え方が広がりを見せており、原因⇒プロセス⇒結果のどのレベルにフォーカスするか、だれを対象とするのかにより、それぞれ視点が異なります。しかし、これらの考えは必ずしも相反するものではなく、背景にある理論を理解できれば、それぞれが有機的に結合し、新たな視点が見えてくると思われます。今回は、ミラノ工科大のVerganti氏と親交のある後藤智氏をお招きし、デザイン学の基礎理論に基づく新たな視点についてご講義いただきます。

【日 時】 2018年7月30日(月)19時~20時30分(予定)
【会 場】 東京理科大 神楽坂キャンパス1号館17階大会議室(定員:63名)
      https://www.tus.ac.jp/info/access/kagcamp.html
【内 容】
近年ビジネスの世界で用いられるデザインといえば、IDEOやスタンフォード大学が広めたデザイン思考であるが、これに対するデザイナーやデザイン研究者からの批判は多い。要するに、デザイナーではない人が行う「デザイン思考」はデザイナーの「デザイン・シンキング」ではないのである。いったい何が違うのか。これを理解すると、Verganti氏が著書「突破するデザイン」で提唱する「意味のイノベーション」の本質が理解できる。
【講演者】
後藤 智 氏(東洋学園大学現代経営学部 准教授)
東洋学園大学現代経営学部准教授、博士(技術経営)
株式会社堀場製作所にて機械設計者として従事した後、立命館大学テクノロジー・マネジメント研究科博士過程を修了し、現職。
「デザイン・ドリブン・イノベーション」と「突破するデザイン」の翻訳を通して、ミラノ工科大学のVerganti教授と研究交流が始まり、現在共著で論文を執筆中。
【プログラム】
・オープニング(19:00-19:05)
 橋本正洋氏(東京工業大学 環境・社会理工学院 教授)

・基調講演(19:05-19:45)
 後藤 智 氏(東洋学園大学現代経営学部 准教授)

・パネルディスカッション(19:45-20:15)
<パネリスト>
 平野哲行氏(株式会社平野デザイン設計 代表取締役社長)
 杉光一成氏(金沢工業大学大学院 イノベーションマネジメント研究科 教授)
 後藤 智 氏(前掲)
<モデレーター>
 橋本正洋氏(前掲)

・質疑応答(20:15-20:30)
【参加費】 無料
【参加申込】
今回は定例研究会となりますので、個人会員・法人会員・学生会員の方がご参加頂けます。
参加登録フォームからお申込ください。
なお、会場の都合上、先着順にて締め切らせていただくことがありますのでご了承ください。
https://fs219.xbit.jp/g773/form1/