学術研究発表会 Research Presentation

第18回年次学術研究発表会

●学生優秀発表賞 受賞者報告 
知的財産の研究を行う人材の育成を目的とし、優れた研究発表を行った学生を表彰しております。
実行委員会に任命された審査員が審査を行い受賞者を決定いたしました。

氏 名 所 属 発表テーマ
高野里紗 金沢大学大学院
人間社会環境研究科
産学連携における共同研究の実態解明:一大学における共同研究データベースを利用した研究活動類型

第18回年次学術研究発表会の概要

テーマ:ニューノーマルにおける知的財産戦略
    ―5G, AI, IoT, DXでポスト・コロナ時代を拓く―

 新型コロナウイルスが世界的に蔓延するなか,社会全体は否応なくオンライン化され,人々の行動が大きく変化しています。これまで緩やかに実現に向かっていた「Society 5.0」を,いわば強制的に実現し,新たな日常(ニューノーマル)の中で社会システムを回す必要に迫られています。そのため,これまで現実世界で実施してきた事象をサイバー空間に移行するという,デジタルトランスフォメーション(DX)が必須となっています。このようなニューノーマルの中で,ビジネスを加速させていくためには,人工知能(AI: artificial intelligence),IoT(Internet of Things),5G(第5世代移動通信システム)に精通する技術者を巻き込みながら,目まぐるしく変化する現況の課題を顕在化し,新たな知的財産戦略を定めていくことが重要です。本学術研究発表会のシンポジウムでは,ポスト・コロナ時代に必要な,デジタルトランスフォーメーションとその後の世界を俯瞰的にとらえ,エンタテイメントビジネスなどを含むあらゆる分野における,知財戦略のあり方を考えていきたいと思います。

 今年度の学術研究発表会は,知財学会として初の試みとなるオンラインでの学術研究発表会となります。まさにこの知財学会の活動自体をDXし,新しい学会のあり方を追求しています。本学術研究発表会を,この社会変革の本質を見定め,必要な取組みを整理し,実践に導くための機会にしたいと考えております。オンライン研究会ならではの,遠方からの方々,日本国に留まらず世界各国の方まで広げた,多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

日 程 2020年11月28日(土)、11月29日(日)
開催方法 オンライン開催(ZOOM)
(拠点:国立大学法人電気通信大学)
共 催  国立大学法人電気通信大学
特別協賛 日本弁理士会
後 援  一般社団法人日本知的財産協会 
企 画 大会実行委員会

【弁理士の方へ】
日本弁理士会にご所属の方は、学術研究発表会期間中、法人会員と同等の権利を有します。
一般発表のお申込み、学術研究発表会参加お申込みの際は、法人会員(賛助会員、協賛団体会員)
としてお申込みください。

参加費と参加申込方法

会 員  3,000円 ※2日間通し、予稿集を含む
一 般  7,000円 ※2日間通し、予稿集を含む

※予稿集はWEBサイトよりダウンロードとなります。
 参加お申込者には開催日の約1週間前に、WEBサイトのパスワードをお送りします。

※特別協賛団体所属者(弁理士)の方は、会員参加申込よりお申込みください。

※日本弁理士会の委員会を代表して発表される方、知的財産大学院協議会のメンバー校
 在籍している学生の方は、参加費の助成等を受けられる可能性があります。
 フォームから申込む前に委員会事務担当もしくは大学院協議会事務局にお問い合わせください。

 ◎ 会員参加申込(銀行振込)
 ◎ 会員参加申込(クレジットカード決済)
 ▽ 一般参加申込(銀行振込)
 ▽ 一般参加申込(クレジットカード決済)

※申込期限:11月19日(木) ※入金期限:11月20日(金)
 入金期限までにご入金がない場合は申込キャンセルとなりますのでご注意ください。

※セキュリティの強度、OSやブラウザのバージョンなどお使いの環境によっては、エラーになって申込ができないという事例が報告されています。エラーになった方は、①お名前、②会員/一般を明記して、電子メールにて日本知財学会事務局()にご連絡ください。

プログラム(予定)

プログラム(予定)


11月28日(土)
10:00
~15:50
●一般発表
※下記のセッションと並行して開催
10:00
~11:30
●ニューノーマル時代における知財人財育成(知財人財育成研究分科会)
●知財部主導の研究開発マネジメントを可能とする実証分析のあり方
12:00
~13:30
●第四次産業革命関連発明の適切な保護について
 (日本弁理士会協賛セッション)
  ●配布資料
●~標識法の「証(あかし)」~(ブランド経営分科会)
14:00
~15:30 
●遺伝資源と伝統的知識の知的財産の課題と展望
●IPランドスケープとDXの成功ファクターと
 経営デザインシートとの融合(経営デザイン分科会)
16:00
~19:00 
●シンポジウム
 進行:大会実行委員長 渡邉恵理子氏(電気通信大学 准教授)
◇開催校挨拶
 田野俊一氏(電気通信大学 学長)
◇基調講演
「次世代のエンタテインメントビジネスとデジタルコンテンツ」
 久夛良木健氏
 (サイバーアイ・エンタテインメント株式会社 代表取締役社長)

◇パネル討論
「ニューノーマルにおける知的財産戦略
 ―5G, AI, IoT, DXでポスト・コロナ時代を拓く―」

 久夛良木健氏(再掲)
 久保雅一氏(株式会社小学館集英社プロダクション
       常務取締役/本学会副会長)
 澤井智毅氏(世界知的所有権機関(WIPO)日本事務所 所長)
 田渕エルガ氏(内閣府知的財産戦略推進事務局 参事官)
 田野俊一氏(再掲)
 戸田裕二氏(株式会社日立製作所 理事 知的財産本部長
       /一般社団法人日本知的財産協会 理事長)
 渡部俊也氏(東京大学 教授/本学会会長)※モデレータ

11月29日(日)
10:00
~16:00
 ●一般発表
※下記のセッションと並行して開催
10:00
~11:30
●ドラッグリポジショニングにおける課題
●将来の標準必須特許(SEP)~若手知財専門家の視点から~
●医療分野のデーターサイエンスと知的財産の課題と展望
(大学発イノベーション分科会)
12:30
~14:00 
●企業のデータ利活用/懸念防止のためのマニュアル作りに
 どのように取り組むべきか -経済産業省が公表した
 「Society5.0 データ利活用のポイント集」の賢い活かし方-

●大学の埋もれた知的財産の発掘とその戦略的活用に向けて
●エフェクチュエーションの5原則と知的資産マネジメント
(ビジネスと知的資産・知財法研究分科会)
14:30
~16:00
●知的財産に関する新型コロナウイルス感染症対策支援宣言
●ニューノーマルにおける知財教育学を俯瞰する(知財教育分科会)

予稿集


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