学術研究発表会 Research Presentation

第20回年次学術研究発表会

●学生優秀発表賞 受賞者報告 
知的財産の研究を行う人材の育成を目的とし、優れた研究発表を行った学生を表彰しております。
実行委員会に任命された審査員が審査を行い受賞者を決定いたしました。

氏 名 所 属 発表テーマ
江藤 ゆうの 東京工業大学
環境・社会理工学院
プラットフォーム型バイオテック企業の知的財産戦略
佐々木 涼  芝浦工業大学
理工学研究科 
自動車業界の技術軌道の分析

第20回年次学術研究発表会
「持続的な企業価値の向上と知財・無形資産投資
 ~スタートアップとメタバースから経済安全保障まで」

 2021年6月に東証の上場企業向けのコーポレートガバナンス・コードにはじめて「知的財産への投資」の文言が入り、内閣府・知的財産戦略推進事務局でも知財・無形資産の投資・活用戦略の開示及びガバナンスに関するガイドライン(略称:知財・無形資産ガバナンスガイドライン)Ver1.0の策定が行われた。
 一方で、今後、日本のイノベーションを活性化させていくためには、上記のような大企業等に蓄積されている優れた知財を「見える化」し、機動性・迅速性の高いスタートアップにおいて知財を「フル活用」して技術の社会実装による事業化を進め、新たなビジネスの創出・拡大をもたらす知財エコシステムの構築が必要であるという指摘もある。
 また、メタバースやWeb3.0等の先端領域でも、適正な権利処理のあり方を確立することが当該領域における投資・活用を推進する上で重要な課題である。さらに、このような流れと平行し、近年の国際情勢の複雑化、社会経済構造の変化等にともない国民生活や経済活動に対するリスクが顕在化してきていることから、わが国政府はこのようなリスクに対する安全保障を確保するための経済施策を推進しており、経済安全保障推進法も成立したところである。
 そこで、本学術研究大会では、まずシンポジウムにおいて、このような複雑な時代の流れの中で「持続的な企業価値の向上」を目指すという本大会のテーマの分野の有識者の方よりご講演をして頂くことで、知財・無形資産投資のあり方についての理解を深める。また、企画セッションにおいて、さらに具体的に、知財ガバナンス、スタートアップ、メタバースそして経済安全保障の観点から知財・無形資産投資について考える。

日 程 2022年11月2日(水)
2022年11月5日(土)、11月6日(日)
開催方法 オンライン(Zoom)
特別協賛 日本弁理士会
後 援 一般社団法人日本知的財産協会 
国立大学法人電気通信大学
企 画 大会実行委員会

【弁理士の方へ】
特別協賛団体の会員は、学術研究発表会に限り法人会員と同等の権利を有します。
一般発表のお申込み/参加お申込みの際は、法人会員(賛助会員、協賛団体会員)
としてお申込みください。

参加費と参加申込方法

会 員  3,000円 ※3日間通し、予稿集を含む
一 般  7,000円 ※3日間通し、予稿集を含む

※予稿集はWEBサイトよりダウンロードとなります。
 参加お申込者には10月31日(予定)に予稿集のURLとパスワードをお送りします。

※特別協賛団体所属者(弁理士)の方は、会員参加申込よりお申込みください。

※日本弁理士会の委員会を代表して発表される方、知的財産大学院協議会のメンバー校
 在籍している学生の方は、参加費の補助等を受けられる場合があります。
 フォームから申込む前に委員会事務担当もしくは知的財産大学院協議会にお問い合わせください。
 
  

※事前参加申込:10月27日(木)締切り ※入金期限:10月28日(金)
 入金期限までにご入金がない場合は申込キャンセルとなります。


※セキュリティの強度、OSやブラウザのバージョンなどお使いの環境によっては、エラーになって申込ができないという事例が報告されています。エラーになった方は、環境を変えて接続をしてください。
それでも解消されない場合には、①お名前、②会員/一般を明記して、電子メールにて日本知財学会事務局()にご連絡ください。代理で参加登録を行います(参加費は銀行振込)。

プログラム(予定)

全体プログラム


11月2日(水)
18:00
~19:40
●経済安全保障の主要論点:国際政治学との架橋

11月5日(土)
10:00
~15:50
●一般発表
※下記のセッションと並行して開催
10:00
~11:30
●メタバース・Web3.0 時代のコンテンツ権利処理とマネタイズ
●標準必須特許と研究開発・知的財産戦略:経営学との架橋
●新しい知財実務家育成の在り方
12:00
~13:30
●近年の核酸技術の実用化を支える知財(日本弁理士会協賛セッション)
●企業を成長させる知財・無形資産ガバナンスの実践法
●企業知財部門の役割と、企業知財人財の在り方を再考する
 (過去・現在、そして次世代)(知財人財育成研究分科会)
14:00
~15:30
●医療情報の二次利用における課題
●IPランドスケープをアップデートする
●知的財産大学院の現状と課題―これからの知的財産大学院に求められるものは何か―(協力:知的財産大学院協議会)
16:00
~17:30
●シンポジウム
 進行:杉光一成 実行委員長
 (金沢工業大学イノベーション研究科 教授、本学会理事)
◇基調講演Ⅰ「無形資産が企業価値を生む時代と制度の課題」
 神田秀樹氏(学習院大学 法務研究科 教授)

◇基調講演Ⅱ「ビジネスモデルと知財」
 三瓶裕喜氏(アストナリング・アドバイザーLLC 代表)

11月6日(日)
10:00
~16:20
●一般発表
※下記のセッションと並行して開催
10:00
~11:30
●イノベーションのマネジメント ISO56000シリーズと新事業開発のリアル(ビジネスと知的資産・知財法研究分科会)
●サーキュラーエコノミーで知財・標準の制度とマネジメントが激変する?~資源循環経済の衝撃を考える~
●知財・無形資産ガバナンスの体制構築と実践法
11:50
~13:20
●大学における知財マネジメントの変化と展望
 (大学発イノベーション分科会)

●ファッションローの現在地と展望(ブランド経営分科会)
●成長ストーリーとしての知財・無形資産情報開示の在り方
13:40
~15:10
●企業における知財経営の実践のための経営層と知財部門とのコミュニケーション
●知財学会20年、知財教育分科会15年の節目に考える(知財教育分科会)
●知財・無形資産投資活用戦略(7つのアクション)策定と実践方法
15:30
~17:00
●スタートアップが直面する知的財産の課題について
●企業価値を創造する知財・無形資産、その投資や保護・活用戦略の実践法

予稿集


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